俳句、短歌、文学、現代美術のページ

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「むしめがね」とは

「むしめがね」は四ッ谷 龍冬野 虹の2名が刊行する文芸雑誌です。
現在、年1〜2号程度のペースで発行を続けています。
「むしめがね」は、リュウとニジ2人の俳句作品を中心に、俳句・文学・美術・映画・音楽などについての批評を掲載しています。
印刷媒体による雑誌「むしめがね」に加え、1997年4月にはこの「インターネットむしめがね」を開設しました。本ホームページでは、日・英・仏3か国語で、俳句、短歌、文学、美術等の創作と批評を発信していきます。

「むしめがね」創刊号(1987)


「むしめがね」の歩み

文芸雑誌「むしめがね」は1987年9月、神戸市にて創刊、第5号(1990年)からは東京で発行しています。
毎号の充実した特集記事と、冬野 虹による表紙絵・文中カットが好評をいただいています。
これまでの各号の内容をご紹介します。


創刊号(1987) 特集・「俳句のメディア」

創刊号には俳人・坪内稔典氏をゲストに迎え、「俳句のメディア」という特集を組みました。俳句を発表するための媒体はどのように変化していくかを討論したのですが、当時はインターネットという媒体が登場するなどとは、想像もしていませんでした。


第2〜3号(1988〜89) 特集・「中塚一碧楼の再評価」

大正時代の俳人、中塚一碧楼をご存じでしょうか。大正時代にこんなにモダンな俳句を書く人がいたのかと驚くほど、彼の俳句は斬新で天才的です。
この特集では、一碧楼の句集未収録作品や関係資料を幅広く紹介し、俳句界に大きな反響を巻き起こしました。


第6号(1991) 特集・「平畑静塔の軌跡」

平畑静塔は戦後の俳句界に大きな足跡を残した俳人ですが、作品の真価はこれまで十分に認められてきたとは言えません。この特集では、京大時代から近年に至る静塔の足取りを綿密に追跡し、新しい角度から作品に光を当てました。
四ッ谷 龍による論考「平畑静塔と昭和俳句」は現在も連載継続中です。


第10号(1994) 特集・「戦争と俳句の間」

第2次世界大戦の間、高名な俳人たちのほとんどが戦争を支持し、軍隊を賛美する俳句を発表していました。この特集では、戦争中に俳人たちが発表した戦争に関する俳句を収集して一覧とし、俳人たちの思想や美学が戦争とどう関わりを持ったかを考察しました。


第11号(1994) 特集・「中西夏之『G/Z HOHO群』」

中西夏之は、今日の美術界を代表する画家であり、その活動が世界的に注目を集めています。
この特集では、94年9月に東京都港区の横田茂ギャラリーで開催された個展、「G/Z HOHO群」への批評を中心に、中西の絵の中の色彩が持つ意味や、空間・時間の把握のされ方などについて論じました。


第14号(1998) 特集・「世界俳句史への誘い」

史上初の本格的世界俳句選集『国境なき俳句』が、カナダの詩人・俳人、アンドレ・デュエーム氏によって刊行されたことを記念し、世界各地でこれまでどのような俳句が書かれてきたかを検証しました。本号では以下の各論文を翻訳掲載しています。
「地球とともに回る」(四ッ谷龍)、「フランス語俳句の歴史」(B. ギユメット)、「北米における英語俳句の歴史」(E. S. ラム)、「北米の英語俳句」(G. スウィード)、「イギリスにおける俳句の発展」(M. ルーカス)、「ベルギーの俳句」(B. メソッテン)、「ルーマニアの俳句」(C. イフリム)。

最新号
第15号(2000) 特集・「世界の俳人が読む世界の俳句」

2000年9月発行の最新号。世界4か国、9人の俳人が、自国以外で書かれた俳句を批評するという、国際間批評の試みです。 非常にレベルの高い、力作の評論が揃いました。詳しくはこちらへ。
またこの号では、われわれが尊敬する俳句作家、飯島晴子氏の追悼特集も行いました。


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「むしめがね」へのEメール宛先は
loupe@big.or.jp